田んぼでCAMPができるまで #1 【稲作農家がなぜ田んぼでCAMP】

田んぼでCAMPができるまで #1 【稲作農家がなぜ田んぼでCAMP】



こんにちは!稲作本店の代表、井上です!今日から、田んぼでCAMPができるまでと題して、CAMP開催までの一部始終を書いていこうと思います!!よろしくお願いします!

稲作農家が、なぜ田んぼでCAMP⁉︎



僕たちの田んぼでCAMPをはじめたのは、昨年の2020年から。
きっかけは、自分たちで起案したクラウドファンディングでした。
クラファンのページはこちら

米離れと言われて久しく、お米市場全体の需要は、コロナも重なり激減。。。

今年は遂に、年間のお米消費量が700万トンを下回るとか。。高齢者の離農も相次ぎ、新規就農でもお米つくる人なんて聞いたことがない。そんな中で、田んぼの面積は減っていくばかり。

お米農家として、このままでいいのか?という想いがつのり、昨年(2020年)自分たちで立ち上がろうと、campfireでクラウドファンディングに挑戦したのです。




田んぼでCAMPの着想

このリターンには4組もの申し込みがあり、田んぼで実際にテントを張ってCAMPしたり、BBQを楽しんでいただいたのですが、

そもそも、なんで田んぼでCAMPを?と言いますと、一言で言うと、

  • 「田んぼって、すっごく気持ちいい場所」なんです!!


これは来ていただくとわかるのですが、みんな口を揃えて

「田んぼの風って気持ちいい〜!!」と言われます!

普段、僕たちが農作業するだけでしかない場所なのですが、それじゃもったいないと思うんです!


そして、もう一つ
僕たちの中の問題意識があります。

田んぼが持っている価値は、米粒だけじゃない!


僕たちが毎年1年かけて育てた稲や田んぼで、市場価値が付くのは「米粒」だけなのか?ということ。



  • 「美しい風景」や「生き物」がたくさんいる。
  • 「水」を循環させて洪水を防いでる。
  • かつては(数十年前までは)子どもたちにとっての遊び場だった。


そんな場所って、世の中にとってすごい価値なんじゃないか?と思ったのです。

そして、田んぼで何かをする!となるとすぐに「農業体験」が思いつきます。田植えだの、稲刈りだの...


もちろんそれも良いと思うんです。でも、そういった企画は、全国至るところで行われていますし、イマイチお客様のハートにグッと来ないんじゃないでしょうか?


僕たちは、農家側が一方向に提供する「体験」コンテンツではなく、お客様が「好きなこと」「楽しいこと」を田んぼでやっていただくような企画をお届けしたいと考えました。


そこで、『田んぼでCAMP』を開催したいと思うようになりました。
(合わせて、『田んぼでCAFE』というのも企画してそちらは6月からオープンさせています!!)



そうすることで、お客様と僕たち農家が田んぼというフィールドで、共にワクワクできるのではないかと思うんです!


田んぼで地域の里山の薪をくべ、羽釜でそこで育ったお米を炊き、BBQを楽しむ。そして、夜には澄んだ空で星を眺める。



「これぞ最高の贅沢!」

昨年(2020年)にCAMPを体験いただいたお客様の言葉です。

本当の自然、大地を踏み締めて、遥か昔の人々が経験してきた風景を眺めることで、生きてる実感を感じることができるのではないでしょうか。


ということで、今秋、11月の開業目指して、準備を進めてまいります!
様子は、順次こちらでお知らせしてまいります!


どうぞお楽しみに〜!

 
#2はコチラ

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